Takami Train Kit

作例

TakamiTrainKitは、Minecraftの鉄道Mod「RealTrainMod」用の車両モデル製作キットです。
「テクスチャ描き換え」「設定」だけでお好みの車両を製作することができます。
モデルの形状は単純で物足りないかもしれませんが、汎用性とトレードオフということでご容赦ください。

ただ、3DCGではテクスチャでクオリティが大きく左右される、というのも一つの事実。
貴方のテクスチャ次第ではこのカマボコ車体も立派な車両になる!…かもしれません。

あくまで、モデリングができない方でもちょっと簡単に車両を作れるようにしたい…という目的でこのキットを仕立てました。

本チュートリアルでは、RTM車両の機能の全てを解説するわけではありません。
高度な機能や詳細な仕様については、RTM作者のngt5479氏が配布されている「RTMモデル作成パック」を併せてご参照ください。

目次

ダウンロード

作例

基本キット

TTK - 20m (ver1.3)

 基本の20m車体キット。本マニュアルはこちらに準拠しています。

派生キット

 基本キットとほぼ同等に扱える派生型のキットです。

 

追加車体

 先頭車のみ、または基本型と構造が異なるキットです。他キットへの組み換えなどご自由にどうぞ。

 

その他キット

 TTKのコンセプトを応用した特殊車両キットです。
 構造が大きく異なり、専用マニュアルもありませんので、キットでの車両製作に慣れた方にお勧め。

 

追加パーツ

 モデリングソフトを使ってTTK等の改造に使える追加パーツです。
 ダウンロード・使い方はこちら >拡張-モデルにパーツを追加する

必要なもの

ペイントソフト

アルファチャンネル(透明度)が扱えるもの。
Windows標準のペイントではアルファチャンネルが扱えません。
無償のもので十分なので、高機能ペイントソフトを用意してください。
例:Pixia、PictBear、GIMP、Photoshopなど

テキストエディタ

windowsのメモ帳でも可能ですが、キット以外の編集をする場合見づらい表示になったりします。
フリーのもので十分なので、Notepad++、TeraPad、Mery等の高機能エディタをおすすめします。

ZIPアーカイバ

zipファイルの圧縮・解凍用。
Windowsの標準機能か、Lhaplusなどを使用。

ファイル構成

zipファイルを解凍(展開)すると、下図のようなファイル構成になっています。

ファイル構成

本キットは既に車両パックとして完成した状態ですので、テクスチャを編集し圧縮しなおせばすぐにオリジナルの車両で遊ぶことができます。(車両を複数作ったり、配布を考えている場合は、後述の設定が必須になります)

本キットには、3種類の車体モデルファイルが含まれています。
切妻で中間車向けの
前面が絞られた先頭車向けの
両端を絞った単行車向けのです。

テクスチャファイルもそれぞれに合わせてありますので、まずはどの車体を使うか決め、対応したテクスチャファイルを編集してください。
※パンタ・クーラー・ロングシートの形状は自由に変更できます。

A車体 B車体 C車体

テクスチャ描き換え

テクスチャ

このキットが他のRTM車両パックと大きく違うのは、改造を目的としてモデリングされている点です。
既存の車体を塗り替えようとしても、パンタの配置が違う、椅子が、クーラーが…という問題がありますが、
本キットではテクスチャでそれらをある程度カスタマイズすることができます。

先述のペイントソフトでテクスチャファイルを開いてみると、下の辺りに赤で記された領域があります。
それぞれ簡単に説明書きがあるとおり、枠内を塗りつぶしたり、目印ごとに区切って塗ることで、
載せるパンタや椅子・クーラーの長さを変えることができます。

例えば、クロスシート車にしたいなら椅子の塗りつぶしを消し、後述の設定でクロスシートを載せたり、
菱形パンタを2つ載せたいなら該当する枠を塗りつぶすことで可能、という感じです。

車体外装や窓は、既存の描き込みを目安に位置合わせしてください。

設定・フォルダ編

作った車両を使うに当たって、まず以下の2つの名前を決めてください。

・車両名 (例:JRW_112kumoha)
・パック名 (例:MataoPack)

車両名は1車種ごとですので、先頭車や中間車などもそれぞれ名前が必要です。
パックは複数の車種をまとめられるので、自分の名前などを入れておくのが適当でしょう。

RTMで読み込む際にエラーの原因になりますので、文字は半角英数・半角記号を使用してください。
また、他人の車両と名前が被ると正しく読み込まれませんので注意してください。
万全を期す場合は、頭に固有の名前をつけておくとより安全です。

下記のファイル構成図を参照し、それぞれのフォルダ・ファイル名を、自分の決めた名前に変更してください。

変更の際は、「ModelTrain_trainkit_20m_A.json」や「button_trainkit_20m_A.png」のような、
ファイル名の頭についた文字列まで書き変えてしまわないように注意してください。

ファイル名変更

設定・jsonファイル編

jsonファイル

車両の名前、使用するテクスチャやモデルの指定、走行性能などの設定は、jsonファイルでまとめて行ないます。
jsonファイルはテキスト形式ですので、windowsのメモ帳などで「ファイル → 開く」で開いて編集できます。

本キットには3種の車両がありますが、不要な車両はjsonファイルを削除すれば読み込まれなくなります。

項目を編集する際は、
・記号やスペースに全角を使っていないか(jsonファイル内は全て半角文字)
・各項目の末尾の「,」が消えていないか(ファイル最後の項目には不要)
"~"や[~]のカッコが閉じられているか
・スペルミスをしていないか に注意してください。

一気に多くの項目を書き換えてしまうと、エラーが出た時に原因が分かりにくくなります。
慣れないうちは、まず車両名と車体モデルを設定し、テストプレイを繰り返しながら一つずつ編集を繰り返すようにしてください。
泥沼にはまってしまったら、一度初期状態のjsonファイルに戻し作業しなおすのも手です。

途中にいくつかある(編集不要)の項目は、参考として掲載しています。
本キットに沿って製作する上では編集の必要はありません。

車両名

"trainName": "TrainKit_20m_A",

RTMで読み込む際の車両名を記述します。
先に決めた「車両名」をそのまま入れるのをお勧めします。
繰り返しになりますが、他人の車両と名前が被らないように注意してください。

通常のプレイ中に表示されることはありませんが、車両選択画面ではこの車両名順に表示されます。

"trainName": "JRW_112kumoha",

種類

"trainType": "EC",

RTMで電車・気動車等のどのアイテムで扱うかを記述します。
電車は「EC」、気動車は「DC」、コンテナ車は「CC」、タンク車は「TC」です。

"trainType": "DC",

車体モデル

"trainModel2": { "modelFile": "ModelTrain_trainkit_20m_A.obj",
   "textures": [["default", "textures/train/trainkit_20m_A/trainkit_20m_A.png", "AlphaBlend"]]},

この車両で使う車体モデルファイルと、テクスチャファイルを指定します。
下段のテクスチャの項目を、前項で変更したフォルダ名・ファイル名に沿って書き換えてください。

"trainModel2": { "modelFile": "ModelTrain_trainkit_20m_A.obj",
   "textures": [["default", "textures/train/JRW_112kumoha/JRW_112kumoha.png", "AlphaBlend"]]},

また、モデルファイルは複数の車両で共用することもできます。
例えば、jsonファイルを複数用意して、一つのモデルを指定し、テクスチャは作り分けることで、
同型車両のカラーバリエーションを作ったりすることができます。

台車モデル(編集不要)

"bogieModel2": { "modelFile": "ModelBogie.class",
    "textures": [["default", "textures/train/bogie.png"]]},

この車両で使う台車モデルファイルと、テクスチャファイルを指定します。
このチュートリアルでは、RTMに標準で含まれている台車を使用します。

ボタン画像

"buttonTexture": "textures/train/trainkit_20m_A/button_trainkit_20m_A.png",

RTMの車両選択画面で表示するボタン画像を指定します。
前項で変更したフォルダ名・ファイル名に沿って書き換えてください。

"buttonTexture": "textures/train/JRW_112kumoha/button_JRW_112kumoha.png",

サウンド

"sound_S_A": "train.rtm_223_go-mid",
"sound_Acceleration": "train.rtm_223_mid",
"sound_Deceleration": "train.rtm_223_mid",
"sound_D_S": "train.rtm_223_mid-stop",
"sound_BrakeRelease": "train.rtm_223_release",
"sound_Horn": "train.rtm_wh_00l",

上から順に、発車~加速、力行、減速、減速~停車、ブレーキ緩解、警笛のサウンドを指定します。
このチュートリアルでは、RTMに標準で含まれている音を使用します。
初期状態では、電車用にVVVFインバータ音と空気笛を指定しています。
気動車でディーゼルエンジン音を使用したい場合、下の例をコピー&ペーストして置き換えてください。

気動車の例(1行目に、停車中のサウンド項目が追加されています)

"sound_Stop": "train.rtm_dc40r_stn",
"sound_S_A": "train.rtm_dc40r_go-a",
"sound_Acceleration": "train.rtm_dc40r_a",
"sound_Deceleration": "train.rtm_dc40r_i",
"sound_D_S": "train.rtm_dc40r_i-stop",
"sound_Horn": "train.rtm_wh_00l",

座席

"seatPos": [[12, 0, 130, 2], [12, 0, 110, 2], [12, 0, 90, 2], [12, 0, 70, 2], [12, 0, 50, 2], [12, 0, 30, 2], [12, 0, 10, 2],
[12, 0, -130, 2], [12, 0, -110, 2], [12, 0, -90, 2], [12, 0, -70, 2], [12, 0, -50, 2], [12, 0, -30, 2], [12, 0, -10, 2],
[-12, 0, 130, 2], [-12, 0, 110, 2], [-12, 0, 90, 2], [-12, 0, 70, 2], [-12, 0, 50, 2], [-12, 0, 30, 2], [-12, 0, 10, 2],
[-12, 0, -130, 2], [-12, 0, -110, 2], [-12, 0, -90, 2], [-12, 0, -70, 2], [-12, 0, -50, 2], [-12, 0, -30, 2], [-12, 0, -10, 2]],

座席判定の位置と、座席表示の有無を指定します。

一つ一つの記述は、[X座標, Y座標, Z座標, 座席タイプ]となっています。
各座標は1/16mを1とし、整数で記述します。
座席タイプは、0:無効、1:座席あり(クロスシートを表示)、2:座席あり(モデル表示なし)となっています。

「クロスシートを表示」にすると、RTM標準の転換クロスシートに座れるようになります。
テクスチャのロングシート部分は透明にしておいた方がよいでしょう。

逆に「モデル表示なし」にしてテクスチャでロングシートを塗っておくことで、
見た目ロングシートに座っている状態にすることができます。

A,C車の初期状態では、ロングシートのため全座席は「2:モデル表示なし」になっています。
B車のようにクロスシートにする場合は、下の例をコピー&ペーストして置き換えてください。

全クロスシートの例

"seatPos": [[12, 0, 130, 1], [12, 0, 110, 1], [12, 0, 90, 1], [12, 0, 70, 1], [12, 0, 50, 1], [12, 0, 30, 1], [12, 0, 10, 1],
[12, 0, -130, 1], [12, 0, -110, 1], [12, 0, -90, 1], [12, 0, -70, 1], [12, 0, -50, 1], [12, 0, -30, 1], [12, 0, -10, 1],
[-12, 0, 130, 1], [-12, 0, 110, 1], [-12, 0, 90, 1], [-12, 0, 70, 1], [-12, 0, 50, 1], [-12, 0, 30, 1], [-12, 0, 10, 1],
[-12, 0, -130, 1], [-12, 0, -110, 1], [-12, 0, -90, 1], [-12, 0, -70, 1], [-12, 0, -50, 1], [-12, 0, -30, 1], [-12, 0, -10, 1]],

その他の項目(編集不要)

"playerPos": [[0.8, 0.2, 9.2], [-0.8, 0.2, -9.2]],

運転する際のプレイヤー位置をm単位で指定します。前方・後方の2箇所あります。
特急型や、テクスチャの問題などで視点を高くしたい場合、Y座標(初期で0.2)を大きくしてもよいでしょう。

"bogiePos": [[0.0, 0.0, 7.3], [0.0, 0.0, -7.3]],

前後の台車の位置を指定します。

"trainDistance": 10.3

車体の中央から連結面までの距離を指定します。
初期状態ではこの項目が最後なので、末尾に「,」がありません。

パック化

テクスチャやファイルを編集した車両データをzip圧縮してパック化します。
その際、assetsフォルダやmodsフォルダ、readme.txtを複数選択し、直接圧縮するようにしてください。
上位のフォルダにまとめて圧縮すると、階層構造が変わるため読み込みの際エラーの原因になります。

windowsの標準機能で圧縮する場合は、画像のように複数まとめて圧縮できます。
Lhaplusなど他のソフトを使用する場合は、各ソフトの方法に従ってください。

圧縮

圧縮したら、zipファイル名を「パック名」に変更し、他の車両パックと同様にmodsフォルダに移動してMinecraftを起動します。

……無事読み込めましたでしょうか。
エラーが出てMinecraftが起動できない場合、圧縮のフォルダ指定か、jsonファイルにミスがある可能性が大です。
ファイル・フォルダ名の間違い、全角記号・文字の使用、[]カッコ閉じ忘れ、「,」を消してしまった、など。
原因が分からない時は、jsonファイルを一つにして順番に試したり、変更した記述を初期状態に戻したりして問題を切り分けてみてください。

配布

製作した車両が動くようになったら、公開して他のRTMユーザーにも使ってもらいませんか?
既にご存知のこととは思いますが、RTMでは多数のモデル作者が自作の車両モデルを公開・配布されています。
是非貴方も、ラインナップを増やしてRTMを盛り上げていきましょう!

現在RTMには、複数の配布場所があります。
それぞれの投稿ルールやトピックを十分確認し利用してください。

・RTM非公式フォーラム
・本家RTM配布トピック(マインクラフト非公式日本ユーザーフォーラム)

本家配布トピックにはファイル投稿機能がありますが、RTM非公式フォーラムにはありません。
パック配布にはOnedrive、Dropboxなどのオンラインストレージを利用してください。

readme.txt(説明書)

パックとして配布する際は、同梱するreadme.txtに説明書きを用意します。

内容は概ね以下の項目を含むことが多いです。
書き方等は本パックに同梱しているreadmeを参考にしてください。

・パック名
・パックのバージョン
・作者名と連絡先
・収録車両一覧
・著作権、免責事項
・アップデート履歴

注意:競合について

RTMで複数の車両パックを利用する際、jsonファイルで指定する「車両名」やテクスチャのフォルダ・ファイル名が同じものがあると「競合」が起こります。
競合すると、エラーが出たり、別のパックのテクスチャで車両が読み込まれてしまうことがあります。

これを避けるためには必ず、前項の車両名、テクスチャのフォルダ・ファイル名を他所のパックと被らないものにしてください。

注意:モデル同梱について

RTMでの改造パックの一形態として、元パックを前提としテクスチャ・jsonのみの改造パックを配布することがあります。 しかし本キットに関しては、キットがあくまで素材であること、キットの種類が多いことから、利便性のためモデルを同梱し単体で動く状態で配布することを推奨します。

拡張

車両を増やす

半透明を使う

影mod(シェーダー)に対応させる

ライトを使う

スムージングする

モデルにパーツを追加する

モデル形状の変更

キット特有の問題

方向幕・サウンド追加・速度性能・車体傾斜・煙・パック更新通知 などの機能

お問い合わせ

本キットの利用の上で不明な点や、問題がありましたら、下記へご相談ください。
ご相談の際は、本マニュアルの再確認、ケアレスミスの確認、他パックの参照などご自分で十分に試行錯誤された上で、 何をどうしようとしたらどうなったのか、具体的に説明していただくことで迅速な解決に繋がります。
何卒ご協力をお願いいたします。

Twitter (@takami347)
プライベートメッセージ (Minecraft非公式フォーラム)

本キットについての注意事項

・RealTrainMod(略称RTM)はngt5479氏の著作物です。
・TakamiTrainKit(以下、本キット)は山城タカミ(以下、作者)の著作物です。
・本キットに含まれる鉄道車両・ロゴ・意匠の著作権は各鉄道事業者および各作品著作者に帰属します。
・本キット及び作者は、実在の各事業者および各作品とは関係がございません。
 本キットに関するお問い合わせは、上記の連絡先から作者へお願いいたします。
・本キットはRealTrainMod用の追加データであり、それ以外の目的での利用を禁じます。
・本キットのテクスチャ・モデルの改変は自由で、改変物の再配布の許可は不要です。
 ただし、未改変の本キット及びテクスチャを再配布することは禁じます。
・本キットを元とした製作物について、作者は著作権を放棄します。
・本キットを利用したことによる損害について作者は責任を負いません。
・RealTrainModを利用した動画、Web等での本キットの利用・紹介にあたっては許可・報告の必要はありません。
・本キットのダウンロードをもって、以上の注意事項に同意したものとみなします。